1999-03-12 第145回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
環境庁が平成九年度に大型ディーゼルトラック一台で測定したところ、排出ガスからダイオキシン類は検出されましたが、固定発生源その他のものと比較するとごく低濃度というふうに考えております。全国三地点で沿道の大気を調査したところ、ダイオキシン類は検出されたものの、一般環境や発生源周辺と同レベルで、大気環境指針値を満足している。
環境庁が平成九年度に大型ディーゼルトラック一台で測定したところ、排出ガスからダイオキシン類は検出されましたが、固定発生源その他のものと比較するとごく低濃度というふうに考えております。全国三地点で沿道の大気を調査したところ、ダイオキシン類は検出されたものの、一般環境や発生源周辺と同レベルで、大気環境指針値を満足している。
この国内の貨物輸送が国鉄の貨物合理化、民冨化に伴って、大型ディーゼルトラックにかわってきている。こういうことも私はやっぱりNOxが解消できないということの大きな原因だと思います。今後、こういう貨物輸送体系の比重を鉄道輸送に戻していくということも現在持っている資源を生かすという意味から非常に重要だと思いますが、ぜひその点について運輸省の御計画。それからもう一つは、物流の合理化をどう進めるか。
そういうことはそれとして、私の考えでは、大型ディーゼルトラックの直噴式と副室式があるわけですが、この直噴の比率が年々ふえてきて、NOxに対する寄与率が非常に高まってきている。少なくともこの辺がまず根本的に解決しなければならないことだろうと思うのです。
先生のお尋ねの件でございますけれども、まず全般的に自動車に係ります排出ガス規制につきましては、御案内のとおり、六十三年度から六十五年度までの間に大型ディーゼルトラック、ライトバン等の窒素酸化物の大幅削減を実施するために、六十二年一月に告示を改正したところでございます。
そういうことでこの大型のトラックに対して今後どうするかというお尋ねでございますが、私ども、やはり大型ディーゼルトラックが一番そういう面での環境負荷が大きいわけでございますから、特に大型トラックにつきましては技術の進歩を待ちましてできるだけ早く排出量についての規制を今後とも強化をしてまいりたいというのは基本にあるわけでございます。
それから、先生お話のように一対二十といいますのは、ガソリン乗用車と大型ディーゼルトラックを比較すると大体そのぐらいのものもあるなという感じでございます。
まず一つは、道路を走っております車の排ガス規制の問題でございますが、この排ガス規制につきましては、従前から技術の発展を待ちながら逐次規制を行っているところでございまして、御案内のとおりことしの一月においては、大型ディーゼルトラックの一五%削減あるいはライトバンの乗用車並み規制等の窒素酸化物の排出量を大幅に削減する告示の改正等を行いまして、それぞれの自動車の規制を逐次強化いたしているところでございます